墓石選びのプロ

墓の価格は近年まで、ほとんどの企業が一緒でした。余り市場競争にさらされてこなかった業種なので、価格競争がほとんど存在していなかったのです。しかし、現代はインターネットが広まり、各種の情報がオープンになったため、公正な競争がスタートしました。最近では総額で50万円前後でお墓一式を依頼できるようにもなりました。
ご存じのように、石材も素材によって頑丈さや雰囲気がかなり変わります。墓石に用いられる石材の種類もばらばらです。昔までは国産の石が主に墓石作りに利用されていましたが、このごろではコストを意識して中国産の石材を利用した墓石もともて増えてきています。
ペットのお墓を購入する人がずい分多くなっているようです。この頃では最後まで独身でいる人が多くなっているため、家族としてペットを可愛がる人が急激に多くなっていて、それがありペットが亡くなった際には大分悲しがるという場合が多く、ペットを忘れないようにするためにも墓石を購入するようです。

ただ単に和風の墓石と言っても、その種類は数え切れない程あります。知っている人も多いことだと思われますが、高い墓石になると何百万円するものも数多く、中には1千万円を超える墓石も存在していて、それと比べて値段が安い墓石では工事費も入れて50万円程度で購入できる製品も近頃ではたくさん揃えられています。
近年またたく間に増えてきたのが洋型の墓石です。以前からある和風の墓石に比べてモダンになるのがその利点で、とりわけ若い人がこれからお墓を建てる場合に洋風の墓石を選ぶケースが多くなっているのです。けれども全体的に見ると未だに昔からの和風のものの方が断然多くあります。
浄土宗や真言宗とか様々な宗派というものが存在しますが、それぞれで墓石に書き入れる文句が変わってくるものなのです。けれども親から墓石を受け継がない場合は無宗派という人達も多く、そのような人の場合は墓石に好みの文字などを刻んでも構いません。この頃は自分が他界する前に買っておくという方も多く、好きな文章を刻むこともあるということです。

石を墓地に設置する伝統は昔の日本国には無かったです。仏教の伝来と共に石工たちの文化も流入し、そのころから身分の卑しくない人々の墓石が作られて始めました。庶民の間にまで浸透していった時代は江戸に入ってからです。明治になると、家で墓石を製作するようになり、その風習が現在も続いているのです。
岩波書店が出す『広辞苑』を調べると、墓石の定義が次のように簡潔にされています。墓じるしの石柱、以上です。別の言い方をするなら、ある場所にある故人の墓石があると言い伝えるための目印になる石柱です。例えるなら歴史上の偉人たちの墓地にも、墓石が置かれていれば故人の安置所が後世の人たちにも分かります。